「運命の人」と聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべますか?
それは”異性”で、一生を共にしたい愛するパートナーでしょうか。それ以外にも苦楽を分かち合う”友情”としての運命でしょうか。
きっとそれぞれの運命の相手があると思います。
本当にそんな人に巡り会えているのだとしたら、あなたの人生はその人によって光り輝くものとなり、色鮮やかに、そして温かい愛となって幸せへと導いてくれるものかもしれません。
あなたの理想
もしあなたがまだ、運命と呼べる相手に出会えていないとしたら、それはどんな相手を想像しますか?
愛としてのパートナー
それが恋から愛へと変わるような運命であれば、どんな人でしょう。
出会ったとき、その姿を目にした瞬間に胸が焦げ付くような恋に落ち、片時もその人を忘れられないようになってしまう。
いつだってその人を目で追ってしまうし、同じ物、趣味、場所、匂い、服、なんでも気になって、何が好きで、嫌いか。気になって仕方がなくなるかもしれません。
それが、運命ということでしょうか。
例えばその人と無事に恋が成就し、パートナーとして歩むことになったとしても、それが本当に運命の相手かどうかを見極めるにはどうしたらいいでしょう。
運命の出会いというのは、きっと出会ってからずっと後になって気づくものだと思います。
それまではそれを運命だと確信できる要素は実は少ないのかもしれません。でもあなたのその微かな感覚は、少しづつ真実に変わり、大きな愛へと姿を変えます。
運命の相手とは、狂おしいほどの愛で結ばれている状態ですが、それはときにお互いの大きな愛が衝突し傷つけあってしまうことがあります。
それがあなたにとって運命という結びつきを揺らぐものなのか、二人の愛を高めるための試練として捉えられるのか、これはとても難しい問題でしょう。
他人である相手とは生まれた場所や生きてきた環境も全く違うかもしれません。価値観や正義感、マナーや仕草、たとえどんなに些細なことでも、愛する相手であればあるほど認め合うことが簡単にはいかず、喧嘩の原因となってしまうこともあるでしょう。
それでも真実の愛とは、
相手の話に注意深く耳を傾け、理解しようと時間をかけ、それでも失敗し、失敗を繰り返し、
あなたを気遣い、どれだけ深い傷を負おうとひたむきに向き合い、成長していくことだと思います。
友としてのパートナー
友達として友情を育み、お互いが高め合っていくような相手に出会えてますか?
運命の友情とでも呼びましょう。
それはどんな繋がりか、あなたがもし親友と呼べる相手がいたとしたら、それとも親友だよね?と言ってくれるような友達がいたとしたら、考えてみましょう。運命について。
運命の相手と全てが繋がる訳ではありません。あなたや相手のどんなことでもお互いに理解し、共有し会うことはとても難しいものです。
親友であり運命の人だと考えてしまうと、それが逆に重荷となりプレッシャーとなってしまい、強い友情で結ばれていたとしても、産まれた小さな亀裂によってその後人間関係が大きく変わってしまうこともあります。
それでも運命の友情とは、
相手の幸福を願い、相手の不幸に涙し、それらを理解しようと時間をかけ、話を聞き、我慢し、
相手が望む未来が訪れるまで互いに耐え、苦しみ、ときにはいつまでも笑い合い、励ましあい、深く傷つけ合おうとも、また必ず再会の約束ができることです。
出会い、別れ、再会したときには、それまでの時間が濃縮されるようにその強い友情はさらに硬くなるでしょう。
運命の友達は、あなたを見捨てません。
いっとき心が通じず離れてしまうこともあるかもしれません。
しかし運命とは引き合う力です。強力な引力であり、永遠に変わることのない普遍の繋がりです。
それを感じ、大切に育むことでさらに素敵なものとなるでしょう。
運命を感じたら
では日々生活していく中であなたが運命を感じたら、それを逃さないためにどうしたらいいでしょう。
例えばそのキッカケはなんでしょう。
初めてその人を見た瞬間に感じたとしたら、すぐにアクションが取れますか?
声をかけて、その人の会話に耳を傾けることはできるでしょうか。
その勇気を出すことはとても難しいことかもしれません。
しかし、タイミングはその一度だけでもう二度と現れないとしたら、ほんの小さな行動でもいいから運命に寄り添ってください。
足に力を込め歩き出し、見失しなわないようにしっかりと見つめ、もし声を出すことができたなら、
呼びかけてみましょう。
そうすれば自ずと運命の方からあなたへ手を差し伸べ、離れないように掴んでくれます。
運命はときに厳しく、辛い試練をあなたに与えようと嵐を起こしますが、運命とはあなたを導くための人生の舵なのです。
ですから、あなたが勇気を出しさえすれば必ず救い出してくれます。
その強い力こそが本当の運命なのです。信じてみてください。
疑問、疑惑
運命に疑問を持ったことはありませんか?
とても愛していて、強力な繋がりを感じている相手に、疑問を感じてしまったら、どうしたら良いでしょうか。
もし運命の愛ではないと考えたら、その関係は終わりにし、離れるべきでしょうか。
恋愛関係であれば、次のことに気をつけてください。
- 自分の悲しみや苦しみに真剣に耳を傾けているか
- 自分のために真実を語ってくれているか
- 自分よりあなたを優先して行動してくれているか
- 約束を守ってくれるか
- 強く優しく抱きしめてくれるか
これを全て守ってくれているのであれば、それは真実の愛です。何があってもその運命を逃さないようにしてください。
ではもし、その一つでも満たされていないとしたら、
そのことについて話し合うことはできますか?相手はあなたにその時間を設けてくれるでしょうか。
話し合うことができれば、きっと運命はあなたに道を示してくれます。
軌道修正することを大切にすることによって二人の絆は今まで以上に固いものになるでしょう。
たくさんたくさん会話の時間を持ってみてください。
では、
話し合うことができなかったとき、もしくは相手がそれを見直してくれなかった場合、とても辛いですよね。
海の底に沈められたような深い絶望と、心臓を鷲掴みにされるような苦しみになるかもしれません。そのとき、あなたは自暴自棄になってしまうかもしれませんが、決して運命を呪わず、間違っても自らを傷つけるような真似はしないようにしてください。
運命があなたを裏切ることはありません。
それこそがあなたを本当の幸せへと導くための転機なのです。
そして
運命だと信じて繋がっていたはずの相手と決別することになったとしても、
あなたが決断した選択であれば、
それも運命なのです。
受け入れるために心を強く保ってください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
あなたを待つ運命とは一体どういったものでしょうか。
それが苦しみを伴うものだとしても避けられないかもしれません。
しかし運命があなたを裏切ることはありません。
苦痛が続く毎日だとしても、必ず空は晴れ、傷は癒え、新しい明日がやってきます。
あなたの幸せを願っています。