初めて出会ったあの日のこと。
あなたは覚えてる?
ずっと一人で抱えていた気持ちを、受け止めてくれた大切な友達。
「大人になったらさ・・・」
ずっと友達でいたいかったから、そんな約束ばかりをたくさんしたよね・・・。
それなのに、どうしてそんなことを言うの?
大好きだった友達の裏切り。あなたは今何を思いますか?
離れた始めた二人の心
「私たち親友だよね?」
彼女と過ごした毎日が頭の中に蘇る。
「いつも助けてくれてありがとう」
記憶の中のあの子はいつも笑っていて、それだけ私たち楽しい時間を過ごしてきたんだね。
大人になったらこんなことしたいね。こんな場所に行きたいね・・・。
これからも一緒にいたいことを伝えたいから、約束はどんどん増えて数えきれないほどになった。
「ねぇ、あなたはどう思う?今の私たち」
聞きたい。答えて。ちゃんと考えて・・・?
心の中に溢れる悲しみに、戸惑ってしまう。
嘘みたいにギクシャクして、あの頃の約束だけが置き去りな今を・・・・。
「これからも親友だよね?」
彼女の言葉が虚しく響いて、我に返る。
裏切りは、心の奥の方に傷を残してしまう。
見えないところについた傷は、癒し方も分からなくなる。
大切だった
まどろみの中、何となく触れたスマートフォン。
昔は好きだったこの名前も、今は目にするだけでイライラしてしまう。
心のザワザワは音を立てて、私のことを迷わせる。
泣きながら、あの子に電話を掛けたことがある。
涙と鼻水で、どうしようもない顔になった私の手は震えていたんだ。
みっともなくて情けなくて、そんな自分に余計に涙が溢れたあの日。
彼女は、優しくすべてを受け止めてくれた。
私、今も忘れられないでいる。
すごく嬉しかったから・・・。
スマートフォンの中の、綺麗な文字で表示された彼女の名前を眺めてそんなことを考えている。
通話ボタンを押したら、あの頃の二人に戻ることができるのかな・・・?
信頼していた友達からの、様々な裏切りと呼べるもの。
隠しきれない悲しみを、あなたも抱えていませんか?
二人で過ごした日々が邪魔をして、恋でもないのに振り回されてしまう。
それだけ大事な友達だったことに気付いて、苦しくなってしまうのに。
伝えたいのに
頭の中が真っ白になって動けない。
今の言葉、本当に彼女言ったの?
最低な気分に、足がすくんでしまう。
どうしてそんなこと比べるの?どうしてそんなこと気にするの?
どうして・・・?
いつの間にか開いた心の距離。
冷たい目をした彼女に言葉も出なかった。
知らない間に傷付けていたのは私なのかな・・・?
そんなこと繰り返し考えて、見当たらない記憶に呆然とする。
こんなにしてあげたのに。こんなに与えてあげたのに。
いつの間にか彼女に虚勢を張る私がそこにいた。
いつまでも続く友情を子供みたいに信じ切っていたから、きっとこんなにも動揺して、
恥ずかしくてすごく寂しい。
傷付いた心を癒すことに必死になって、伝えたい気持ちも飲み込んでしまう。
あなたはありますか?大好きだった友達の裏切り。
自問自答のまま途方に暮れているのに、二人で笑い合った日々に胸が痛む。
最後に
いかがでしたでしょうか?
大好きだったから、信じていたから・・・。
涙が出るほど悔しくなってしまう。友達の裏切り。
伝えたい言葉は飲み込まないで。
二人の思い出に心が揺れるのなら、もう一度だけ。
想いを届けた後にまた考えればいい。
それだけ特別な人だったのだから・・・。