見掛けるだけで嬉しくて、話しかけることもできなくて。
いつの間にか大人になってしまったけれど、ふとした瞬間に思い出す懐かしい恋のこと。
初恋の思い出は、誰しも特別なものですよね。
もう一度会いたいと、考えてしまうこともあるでしょう。
「あの時こうしていれば、今も一緒にいられたのかもしれない・・・」
あなたにとって初恋は、どのような存在ですか?
初恋の感覚
ドキドキしたこと、初めて感じた「人を好きになる」という気持ち。
初恋の経験は、今のあなたの恋の始まり。
それは特別で大切な思い出です。
懐かしく思い、あの頃に戻りたいと考える時もあるでしょう。
それほどあの時の自分には、知らないことがたくさんあったから。
純粋に誰かのことを想い、ドキドキしては切なくなり・・・。
胸がぎゅっと引き締まる感覚を、無理に忘れる必要はありません。
「元気にしてるかな?」 「幸せだといいな」
そう願うことは、何も悪いことでもありません。
特別な恋は、忘れられないものです。
今湧き上がる感情は、恋ではなく懐かしさからくる愛おしい気持ちなのですから。
記憶の中の相手
今の恋人や結婚相手のことを、初恋の人と比べてしまう・・・。
初恋の人に再会したい・・・。
このような状況にある時は、初恋の人と過ごした時間から、
どれほどの年月が経っているのかを、冷静に見つめてみましょう。
初恋の記憶というものは、多くの人にとって素晴らしい思い出として心に残っているものです。
それを持ち出して、今のパートナーと比較するのは失礼なことではないでしょうか・・・。
今あなたが感じている不満は、パートナーと解決しなければいけない問題であり誰かと比べる問題ではありません。
今あなたが愛している人と、しっかりと向き合えばいいだけのこと。
初恋は、初めての恋。
相手のことを深く知る前に、恋の終わりを経験した人も多いはず。
そのような恋愛と、今大人になり経験している恋を比べるのは愚問でしかありません。
初恋の人と現実に再会を果たし、変わらぬ美しさに心をときめかせることもあるかもしれませんが、
生きていく中で、人は多くの出会いと経験を重ね変わっていくものです。
性格に価値観、考え方・・・。その変化を、あなたは本当に受け止めることができますか?
今のパートナーのことを誰かと比較するのではなく、あなたの気持ちをしっかりと見つめる時間が必要です。
もう一度チャンスを
初恋の人がどうしても忘れられず、今も想っている。
新しい恋ができず、気持ちの整理がつけられない。
そのような場合は、もう一度会うチャンスを見つけること。
同窓会の参加があればいいですが、自ら初恋の人に会える機会を探してみることです。
その時に、自分の気持ちの確認が行なえるでしょう。
大人になった初恋の相手と向き合う時間は、多くの気付きが訪れます。
もちろん相手に家族ができていれば、あなたの運命の人ではなかったということですから、
想いは伝えずに、自分の中で受け止める覚悟も重要です。
最後に
初恋の人は、誰しも特別な存在でしょう。
初めて名前を呼ばれた時の、ときめきや切なさ。
せっかくのデートも、緊張で息をするのも精一杯だったこと。
懐かしく甘酸っぱい思い出は、この先も一生に一度の経験としてあなたの心の中にあり続けるものです。
今のパートナーを愛することができるのも、初めて恋を経験したからこそ。
素敵な記憶として心に閉まっておきましょう。